2012年07月02日

ヒーロー物が目白押しだった2012年4-6月期のテレビ

ゴカンファイブ、非公認戦隊アキバレンジャー、神話戦士ギガゼウス、・・・傑作のこれら「ヒーロー物パロディ番組」がレギュラーで一斉に始まった3月末。
いつもEPGの番組説明だけを頼りに視聴番組を選定しているが、今回、上記3つを初回から欠かさず観る(録る)ことができたのは自分を褒めたい。
いずれも深夜番組で情報が少ないのだが、私は無論深夜番組を重視しているから当然といえば当然か。

なぜこのようなマニアックなヒーロー物が同じ時期に一斉に始まったのか。
色々理由を付けることも出来るかもしれないが、ここではそれぞれの感想に留めたい。(ネタバレもあるかもしれないのでご注意を)

エアーズロック。
粗い映像で始まるオープニング。もちろん私達が子供だった70’S、80’Sを彷彿とさせ、パロディ化している。
その適度さは家内の方がファンのようだが、私にとっては普通に「良し」といったところだった。
しかし、このオープニングで驚いたのは「監督(脚本?):山下敦弘」というテロップだ。
鼻血が出そうになった。
面白そうと思って観た番組が、今世界で一番好きな監督の作品だったとは!
というわけで、山下作品である、というだけでほとんど語れてしまう作品。
が、一応。
  • 例によって絶妙の間でリアルな変な空気を味あわせてもらえる。
  • ヒーロー物なのにほとんど戦闘シーンがない。
  • ヒーロー物的な部分がぶっ飛んでる。
  • 戦隊モノなのに最終話まで5人揃わない。(ネタバレ?)
おまけに(多くのファンには重要かも)、ヒロインの椎名琴音という娘が良い。
間の抜けた顔立ちなのだけど、観ている内にハマる。本当に奇妙な魅力がある。
ずばり、パッと見に反してすごくしっかりした娘であることが垣間見えて来るのが、心地よい魅力となっている。
ところで、KBS京都では予告編が省かれていたが、今ニコ動で観たら吹いた。オープンスペースで観たが、声が漏れてしまった。必見。

非公認戦隊アキバレンジャー。
戦隊物オタクやアニメオタクが繰り広げる妄想世界での正統派戦隊もの。
とその設定だけでも十分ワンクール引っ張って楽しませてくれそう、と思っていたら、戦隊モノ制作スタッフ(制作会社)自体が制作しているだけあって、クオリティの高いこと高いこと。
戦隊物オタクの妄想解説だけでも、その回想映像が本物であるというクオリティと相まって興奮するが、それ以上にアクションや特撮のクオリティが馬鹿馬鹿しいテーマや設定やキャラと大きな差異を生み出していることが感動を誘う。
単純に言えば、こんな馬鹿馬鹿しいものをきっちり制作していることの微笑ましさとありがたさ、である。
いやいや、そんなことに甘んじないのがこの番組の恐ろしいところ。
そうやって微笑ましく終始ニヤニヤしながら観ていると、徐々に深遠なSFワールドに突入していくことに衝撃を受けることになる。
まさに後ろから大きなハンマーで殴られたような衝撃だった。
それ以上に観てもらう前に言うことはあるまい。エンディングテーマが秀逸であることを除いては。
尚、私は戦隊物もデンジマンやダイナマンあたりで終わってしまっていて、オタク文化にもあまり詳しくないが、そんな大勢を無視して突っ走っているところ(オープニングでも顕著)が素敵。

神話戦士ギガゼウス。
これだけは事前情報があった。元々CSか何かでやっていたのだと思うが、関西テレビの深夜でそのダイジェスト版が放送されたのを観たら、衝撃だった。「ゆとり世代の若者の滑稽さ」と「雑な作り」を軽やかにヒーロー物のテーマに練りこんでいた。
「雑な作り」とは、井口昇らの「一所懸命奇抜なものを作ったけど予算不足」などの結果としての雑さが生む滑稽さと違い、狙い(笑い目的)で雑にしている感があり、完全に素直には受け入れ難かったが、中々絶妙なあざとさにはむしろしっかり笑えた。
と思っていたら、やはり人気が高かったらしく、レギュラー放送化決定。
レギュラー放送開始までの間カミさんと言っていたのは、「単発モノだからこそ面白かったのでレギュラーでは厳しいのでは?でも楽しみ〜」といったものだった。
さて、始まってみると、おそらく単発ものほぼそのものの第1話・第2話はもちろん面白かった。3話・4話あたりもそれなりの展開で笑えるところが多かった。しかし、その後徐々に持ち前の「雑さ」が収拾つかなくなっていく。
ストーリーやキャラが膨らんでいくのに対し、「そこもっと面白くなるのに」と思わせる部分が多すぎてフラストレーションが溜まる。
掘り下げや組合せが甘い、という。おそらくキャストのスケジュールの都合などで止むを得なかった部分が多かったのではないかと勝手に擁護する。しかし、上記2作品に比べて圧倒的に低予算だろうと思うが、もうちょっと何とかならなかったか。
当初3作品で比較するつもりが、それぞれの面白さから全く比較できない事を嬉しく思っていたが、徐々に「雑さ」<エアーズロックの「ユルさ」、同じ「ヒーロー物らしい真面目な楽しさも後半増幅」でもアキバレンジャーに比べてスケールが劣りすぎ、と感じるようになってしまった。あ、「スケール」ってこの場合、予算によるクオリティではなく、単純にストーリーの発想力の問題。
ちょっと酷評っぽくなってしまったが、基本的に圧倒的に面白い。特にダイジェスト版で中心だった「ゆとり世代描写onヒーロー物」は歴史に残るのは間違いない。
段々シリアス度が高くなる中、どう終わらせるのか不安だったが、持ち前の雑さをフルに発揮し、「なんでもあり」状態で何とか面白く終わらせることができていた。最終話だけはうまくまとめられていたと思う。特に髪の長い隊員。名前も覚えられないというか知らされていない(?)感じで放置されたままというのが素晴らしかった。沢田の変身解除時の白目も、おそらく人気だっただろうにしばらく出て来なかった緊張に対する緩和として、最後に持ってくるあたりバランスが良い。
しかししかし、この番組の最高の産物は、「阿久津さん」だ。誰だ、あの役者。もはや引っ張りダコだろう。使いたい。

以上。
エアーズロックと非公認戦隊アキバレンジャーはまだ最終話だけ観てないので、帰ってから観よおーーっとぉぅ。コピーライトマーク桂小枝
posted by ybj at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
最近のコメント
T100TAのバッテリ消耗問題の解消
 ⇒ ybj (08/28)
 ⇒ (08/28)
 ⇒ ybj (08/19)
 ⇒ (08/19)
IS11Tでスクリーンキャプチャ
 ⇒ ybj (08/02)
 ⇒ Accessories For Shoes (08/01)
ロメール四季4部作を観て
 ⇒ ybj (07/07)
 ⇒ ヒデヨシ (07/06)

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。